頭皮のスキンケアで薄毛・抜け毛を予防!

 

抜け毛が多量に発生して薄毛になってしまうという髪のトラブルは、

男性特有のものと思われがちですが、

最近は、抜け毛や薄毛などの脱毛症で悩む若い女性が急増しており、

国内で600万人を超えようとする勢いです。

 

男性の抜け毛、薄毛のトラブルは、

AGAと呼ばれる男性型脱毛症がほとんどで遺伝的な要因が強いとされています。

 

一方、女性の脱毛症の場合は、睡眠不足や栄養の偏り、ストレス、運動不足、

タバコなど、日頃の生活習慣が要因として挙げられますが、

どれか一つを特定するのは難しいようです。

 

薄毛、抜け毛の予防としては、もちろん生活習慣を見直すことが必要ですが、

髪の毛も、顔のスキンケアと同じように頭皮のスキンケアが大切になります。

 

ようするに、髪がイキイキと育ちやすい清潔で血行が良い健康的な頭皮環境に

整えるということです。

 

では、どのような頭皮環境に整えればいいのでしょうか?

 

まずは、髪を育てるために必要な栄養素や酸素が

毛根の奥にある毛乳頭や毛母細胞までたっぷりと行き渡るような血行が良い

状態が必要です。

 

また、余分な皮脂や汚れで毛穴が詰まらないように清潔な状態、

さらに、顔のスキンケアと同じく、保湿が十分になされて、

ある程度の潤いを保たなければなりません。

 

このように、血行が良く頭皮を清潔にして、

潤いを保つスキンケアを施すことが必要なわけです。

 

ですが、どうしても皮脂は育毛の大敵のように思われがちですが、

実は、皮脂は、人の体にとってなくてはならない重要な成分です。

 

皮脂腺から分泌される皮脂は、保護膜を作り、

水分の蒸発を防ぎ乾燥から肌を守っています。

 

洗顔もそうですが、洗髪をし過ぎて、

皮脂を取り過ぎないように注意しなければなりません。

 

そして、もう一つ大切なことは、

毎日、洗髪に使用するシャンプー剤やコンディショナーに注意が必要です。

 

 

 

多くの方が、シャンプー選びは、

ネームバリューや洗い上がり、泡立ち、香りなどを基準にしているようですが、

頭皮に負担をかけるような成分が配合されていないかを

チェックしなければなりません。

 

例えば、安価のため多量に出回っている洗浄力の強い石油系合成界面活性剤は

頭皮への刺激が強くダメージを与えてしまいます。

 

また、髪の手触りを良くするシリコンなどは、

毛穴を塞いでしまう恐れもあります。

 

このような頭皮に負担をかける成分が含まれていない頭皮に優しいシャンプー剤や

コンディショナーを使うようにしましょう。

 

価格は高くなるかもしれませんが、

低刺激のアミノ酸系シャンプーがオススメです。

 

そして、育毛ケアとして育毛剤を使用する場合も、

しっかりと成分チェックしてから購入するようにしましょう。

 

 

 

乾燥肌を防ぐことで効果的になるエイジングケア

 

年齢を重ねるとともに加齢の影響で、お肌は衰え、

美肌を維持することが難しくなってきます。

 

それでも、少しでも衰えを防いで、老化を遅らせるために、

一番効果的なケア法を探すなど、大金や多くの時間を惜しみなくつぎ込んで

エイジングケアに力を注いでいる美意識の高い女性が大勢いらっしゃいます。

 

 

そんな老化による肌の衰えのお悩みは、

乾燥、シミ、シワ、たるみ、くすみ、毛穴などが挙げられますが、

中でも肌の乾燥は、見た目の印象を老けた感じにさせるだけでなく、

シワやたるみ、くすみなどを招くので、

乾燥を防ぐスキンケアをしっかりと行うことが必要です。

 

若い頃は、潤いが保たれて乾燥肌とは全く関係ないという女性でも、

40歳を過ぎた頃から年齢を重ねるとともに肌が乾燥しがちになってきます。

 

老化の影響で肌内部の水分が維持できなくなるために起こる症状ですが、

これは、肌内部で、水分量を維持するバリヤ機能という働きが低下するためです。

 

そして、このバリヤ機能の働きに大きく関わっているのが、

セラミドなどの保湿成分です。

 

セラミドは、肌内部の表皮にある角質層という部分で、

角質細胞をつなぎ留める役割をして、バリヤ機能を形成し、

同時に肌の中の水分量を維持し、

さらに、紫外線などの外部からの刺激の浸入をブロックする働きもしています。

 

若い頃は肌内部の角質層に、このセラミドの量が十分にあり、

しっかりと働いているので、水分量が保たれて肌も潤っていますが、

加齢の影響でセラミドの量は徐々に減少して

バリヤ機能の働きも低下してしまいます。

 

ですので、乾燥を防ぐエイジングケアとしては、

セラミドなどの保湿成分を含んだ美容液で、失われた分を補い、

バリヤ機能を正常に働かせることが必要です。

 

バリヤ機能の働きを、いつまでも正常に保つことができれば、

年を取っても美肌を維持できるというわけです。

 

また、バリヤ機能が低下していると、紫外線が浸入しやすくなり、

その結果、シミとしてあらわれます。

 

乾燥肌の女性は、美白化粧品を使っても「美白が効かない・・・」と、

よく言われますが、これは、バリヤ機能が低下して多量の紫外線が入り込み、

メラニン色素が大量に作られていることが原因です。

 

さらに、髪の毛や衣類が触れただけでピリッと反応したり、

化粧品が肌に合わずに赤くなったり、痒くなったりする敏感肌は、

バリヤ機能の低下が原因です。

 

このように、乾燥肌からは、さまざまな肌のトラブルを招き、

見た目も老けた印象を与えてしまいますので、

潤いを与えてしっかりと保湿するという基本的なスキンケアが大切になります。

 

ちなみに、セラミドの他には、

コラーゲンやヒアルロン酸なども、保湿成分として有効です。

 

 

 

睡眠と食事はニキビと深い関係にある!

 

10歳代にできる思春期ニキビは「青春のシンボル」とまで言われており、

当たり前のように多くの若者が経験していますが、

20歳を過ぎて成人してからできる大人ニキビも大勢の人が悩んでいます。

 

そんな大人ニキビを改善するために高価なニキビ専用化粧品を購入して

人一倍スキンケアに気を使ったり、美容クリニックで診断してもらったりと

女性にとっては大きな問題になっています。

 

一般的に、ニキビができる原因は皮脂分泌が多いとか、

間違ったスキンケアから角質が厚くなって毛穴を塞ぐとか、

ストレスが影響してホルモンバランスを乱すなど、

それに、紫外線、酸化、運動不足、甘いお菓子など、

さまざまな要因があって実際のところ、

まだ本当に分かっていない部分がたくさんあります。

 

しかし、最も大きな原因として挙げられるのが

睡眠と栄養バランスの良い食事です。

 

肌に良い食事というと野菜を思い浮かべる人は多いようですが、

それだけに偏らずに肉や魚からしっかりタンパク質を摂るなど

栄養バランスを考える必要があります。

 

ただし、できるだけ甘いものと脂っこいものは控えて、

野菜を食べる時は冷えた生野菜のサラダより、

ビタミン豊富な緑黄色野菜を温めて食べるようにしましょう。

 

そして、食事より重要とされているのが睡眠です。

 

毎晩、夜更かしして寝不足の状態が続くと免疫力が低下して、

そんな状態が数カ月続けばホルモンバランスが崩れてニキビがでやすくなり、

できたニキビは悪化しやすくなってしまいます。

 

また、ニキビに限らず、全ての肌トラブルの原因となる大問題になります。

 

実際に、2~3日、インスタント食品だけ食べ続けても

肌に何らかの不調は表れませんが、睡眠不足が2~3日続くだけで、

肌が荒れるなどの経験をしたことがある女性は多いのではないでしょうか。

 

肌のためには毎日最低でも6時間は睡眠の時間を確保するようにしましょう。

 

そして、寝始めの約3時間は美肌を作る成長ホルモンが多量に分泌されますので、

その時間帯に熟睡できるようにベットに入る前の準備と

環境を整えることが大切になります。

 

また、夜10時から深夜2時の間は肌のゴールデンタイムと呼ばれている

最も肌のために適した時間帯なので、

その時間帯に熟睡できるように心がけましょう。

 

このように睡眠と食事は肌と、とても深い関係にあります。

 

洗顔や保湿などに気を使ったスキンケアも大切ですが、

まずは、十分な睡眠を取り、栄養バランスの良い食事を摂るなど、

規則正しい生活を送るようにしましょう。