月別アーカイブ: 2024年8月

乾燥肌を防ぐことで効果的になるエイジングケア

 

年齢を重ねるとともに加齢の影響で、お肌は衰え、

美肌を維持することが難しくなってきます。

 

それでも、少しでも衰えを防いで、老化を遅らせるために、

一番効果的なケア法を探すなど、大金や多くの時間を惜しみなくつぎ込んで

エイジングケアに力を注いでいる美意識の高い女性が大勢いらっしゃいます。

 

 

そんな老化による肌の衰えのお悩みは、

乾燥、シミ、シワ、たるみ、くすみ、毛穴などが挙げられますが、

中でも肌の乾燥は、見た目の印象を老けた感じにさせるだけでなく、

シワやたるみ、くすみなどを招くので、

乾燥を防ぐスキンケアをしっかりと行うことが必要です。

 

若い頃は、潤いが保たれて乾燥肌とは全く関係ないという女性でも、

40歳を過ぎた頃から年齢を重ねるとともに肌が乾燥しがちになってきます。

 

老化の影響で肌内部の水分が維持できなくなるために起こる症状ですが、

これは、肌内部で、水分量を維持するバリヤ機能という働きが低下するためです。

 

そして、このバリヤ機能の働きに大きく関わっているのが、

セラミドなどの保湿成分です。

 

セラミドは、肌内部の表皮にある角質層という部分で、

角質細胞をつなぎ留める役割をして、バリヤ機能を形成し、

同時に肌の中の水分量を維持し、

さらに、紫外線などの外部からの刺激の浸入をブロックする働きもしています。

 

若い頃は肌内部の角質層に、このセラミドの量が十分にあり、

しっかりと働いているので、水分量が保たれて肌も潤っていますが、

加齢の影響でセラミドの量は徐々に減少して

バリヤ機能の働きも低下してしまいます。

 

ですので、乾燥を防ぐエイジングケアとしては、

セラミドなどの保湿成分を含んだ美容液で、失われた分を補い、

バリヤ機能を正常に働かせることが必要です。

 

バリヤ機能の働きを、いつまでも正常に保つことができれば、

年を取っても美肌を維持できるというわけです。

 

また、バリヤ機能が低下していると、紫外線が浸入しやすくなり、

その結果、シミとしてあらわれます。

 

乾燥肌の女性は、美白化粧品を使っても「美白が効かない・・・」と、

よく言われますが、これは、バリヤ機能が低下して多量の紫外線が入り込み、

メラニン色素が大量に作られていることが原因です。

 

さらに、髪の毛や衣類が触れただけでピリッと反応したり、

化粧品が肌に合わずに赤くなったり、痒くなったりする敏感肌は、

バリヤ機能の低下が原因です。

 

このように、乾燥肌からは、さまざまな肌のトラブルを招き、

見た目も老けた印象を与えてしまいますので、

潤いを与えてしっかりと保湿するという基本的なスキンケアが大切になります。

 

ちなみに、セラミドの他には、

コラーゲンやヒアルロン酸なども、保湿成分として有効です。

 

 

 

睡眠と食事はニキビと深い関係にある!

 

10歳代にできる思春期ニキビは「青春のシンボル」とまで言われており、

当たり前のように多くの若者が経験していますが、

20歳を過ぎて成人してからできる大人ニキビも大勢の人が悩んでいます。

 

そんな大人ニキビを改善するために高価なニキビ専用化粧品を購入して

人一倍スキンケアに気を使ったり、美容クリニックで診断してもらったりと

女性にとっては大きな問題になっています。

 

一般的に、ニキビができる原因は皮脂分泌が多いとか、

間違ったスキンケアから角質が厚くなって毛穴を塞ぐとか、

ストレスが影響してホルモンバランスを乱すなど、

それに、紫外線、酸化、運動不足、甘いお菓子など、

さまざまな要因があって実際のところ、

まだ本当に分かっていない部分がたくさんあります。

 

しかし、最も大きな原因として挙げられるのが

睡眠と栄養バランスの良い食事です。

 

肌に良い食事というと野菜を思い浮かべる人は多いようですが、

それだけに偏らずに肉や魚からしっかりタンパク質を摂るなど

栄養バランスを考える必要があります。

 

ただし、できるだけ甘いものと脂っこいものは控えて、

野菜を食べる時は冷えた生野菜のサラダより、

ビタミン豊富な緑黄色野菜を温めて食べるようにしましょう。

 

そして、食事より重要とされているのが睡眠です。

 

毎晩、夜更かしして寝不足の状態が続くと免疫力が低下して、

そんな状態が数カ月続けばホルモンバランスが崩れてニキビがでやすくなり、

できたニキビは悪化しやすくなってしまいます。

 

また、ニキビに限らず、全ての肌トラブルの原因となる大問題になります。

 

実際に、2~3日、インスタント食品だけ食べ続けても

肌に何らかの不調は表れませんが、睡眠不足が2~3日続くだけで、

肌が荒れるなどの経験をしたことがある女性は多いのではないでしょうか。

 

肌のためには毎日最低でも6時間は睡眠の時間を確保するようにしましょう。

 

そして、寝始めの約3時間は美肌を作る成長ホルモンが多量に分泌されますので、

その時間帯に熟睡できるようにベットに入る前の準備と

環境を整えることが大切になります。

 

また、夜10時から深夜2時の間は肌のゴールデンタイムと呼ばれている

最も肌のために適した時間帯なので、

その時間帯に熟睡できるように心がけましょう。

 

このように睡眠と食事は肌と、とても深い関係にあります。

 

洗顔や保湿などに気を使ったスキンケアも大切ですが、

まずは、十分な睡眠を取り、栄養バランスの良い食事を摂るなど、

規則正しい生活を送るようにしましょう。

 

 

男性と女性の脱毛症はタイプも原因も違う!

 

女性にとって「髪は命」と、よく言われていますが、男性にとっても髪は、

いくつになってもフサフサでいたいものです。

 

髪の毛が細くなって薄くなるとか、洗髪後、排水溝に多量の抜け毛が溜まるなど、

髪のお悩みは男性ばかりと思いがちですが、

実は、近年、髪のトラブルで悩む若い女性が増えています。

 

日本国内で髪に悩む男性は、1000万人以上で、

女性も男性に負けない勢いで600万人以上とも言われています。

 

男性の薄毛の症状は、AGAと呼ばれる男性型脱毛症というタイプで、

頭頂部を中心に徐々に薄くなったり、額の生え際が後退したりという特徴があり、

最終的には、側頭部の髪を残してツルツルのハゲ状態になります。

 

それに対して女性の場合は、

「びまん性脱毛症」というタイプが最も多いのですが、

いくつかのタイプの脱毛症があります。

 

また、進行パターンも男性とは違い、平均的に薄くなり、

ツルツルのハゲ状態になることはありません。

 

そして、男性型脱毛症は、

男性ホルモンが変化したDHT(ジヒドロテストステロン)が原因で発症し、

遺伝的な要因が強く影響していますが、

女性の脱毛症は、睡眠不足や栄養の偏り、ストレスなど、

日常の生活習慣が深く関係し、さらに、頭皮の血行が悪かったり、

汚れて不衛生だったりする頭皮環境が影響しています。

 

数年前までは、男性型脱毛症の治療は遺伝的な要因が強いので、

なかなか難しいとされていたのですが、

近年は、育毛に関する研究が進み、今は、男性型脱毛症の塗り薬として

ミノキシジルという成分などが医学的に認められるようになり、

改善効果が期待できるようになりました。

 

一方、女性の脱毛症は、男性に比べて改善しやすいと言われています。

 

血行が良く、清潔な状態を保って、元気な髪が生えやすい頭皮環境に整え、

それと併行して、十分な睡眠時間を取り、栄養バランスを考えた食事を

規則正しく摂り、ストレスを溜めないなど、健康的な生活習慣を送れば、

高い確率で改善できます。

 

また、育毛ケアのために使う育毛剤や、毎日、洗髪に使うシャンプー剤や

コンディショナーに含まれている成分の中には、

頭皮にダメージを与えて、頭皮環境を悪化させてしまうものもあるので

十分に注意して下さい。

 

このように、男性と女性の脱毛症は発症する原因や進行状態も違いますが、

もし、女性の方で、薄毛や抜け毛でお悩みでしたら、

まずは、今までの生活習慣を見直して、健康的な生活を送れるように努力し、

そして、髪の成長に必要な酸素や栄養素がしっかり行き渡るような

頭皮環境を整えるヘアケアを考えましょう。